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診断薬を服用し、服用前後の呼気(息)を集めて診断します。最も精度の高い診断法です。簡単に行える方法で、ピロリ菌に感染しているか確認する場合やピロリ菌除菌療法後4週以降の除菌判定検査に推奨されています。
検査当日は食事制限があります。検査時間は約20分です。検査費用は保険3割負担の方で約2000~2500円です。検査結果は約3日でわかります。
ピロリ菌が持っているウレアーゼという、尿素を分解する酵素の 活性を利用して調べる方法です。
内視鏡検査では、胃炎や潰瘍などの病気があるかどうかを直接観察して調べますが、 それと同時に、胃粘膜を少し採取して検査します。
採取した粘膜を特殊な反応液に添加し、反応液の色の変化でピロリ菌の有無を判定します。
反応液は黄色の液体ですが、検体(胃粘膜)内にピロリ菌が存在していると液体は黄色からピンク色へ変化します。
検査当日は内視鏡検査に順じた食事・飲水制限があります。検査時間は約5~10分です。検査費用は保険3割負担の方で約1600円です。これとは別に胃カメラの検査費用がかかります。検査結果は、検査当日約30~60分でわかります。
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昨今、食文化の欧米化により大腸がん(結腸がん、直腸がん)は増え続けています。昔に比べ、動物性脂肪の摂取が多く、食物繊維の少ない食事になってきており、それが大腸がん発生の原因の一つと考えられています。また大腸がんは、がん全体の死亡者数順位においても、女性で1位、男性で3位(2009年度)と、胃がん・肺がんと共に上位にきています。大腸がんになる人は他のがんに比べても多いといえます。
大腸は長さ1.5mの長い結腸と肛門につながる短い直腸に分けられます。 結腸は奥の方から、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸と呼ばれています。(右図ご参照ください)
がん全体の死亡者数順位に見ると、S状結腸と直腸に多く発生する傾向があります。おしりの出口の近い方に大腸がんは多いといえます。
肛門から内視鏡を挿入し、直腸・結腸・小腸終末を観察する検査です。大腸がんをはじめ、大腸ポリープや腸炎の診断を行ったり、治療方針を決めるための重要な検査です。 大腸カメラでは検査の特性上、検査前に1.8リットルの洗腸剤(下剤)の服用が必要となります。当クリニックでは、よりよい環境下で検査を受けて頂くため、大腸カメラを受けて頂く方専用のスペースとお手洗いを完備しております。また、下剤の内服も検査当日のみとし、受けて頂く方の負担を最小限にとどめる工夫をしています。検査中も検査の苦痛を軽減する目的で、鎮痛剤(注射での麻酔)を使用しています。 検査当日は、朝8時30分に来院して頂きます。当日の体調を伺った後、洗腸剤(下剤)の服用を開始して頂きます。個人差はありますが、腸内がきれいになる昼頃から検査を行います。検査時間は約15分から60分です。(検査・手術によって異なります)検査費用は3割負担の方で約6,000円から25,000円です。(検査・手術によって異なります)
大腸カメラでは、大腸がん・大腸ポリープ・大腸憩室(だいちょうけいしつ)・内痔核などが認められます。
大腸がんは悪性の腫瘍です。がんといえば大きな手術のイメージがありますが、医療技術の進歩により、早期であれば内視鏡での治療が可能です。そのような意味でも内視鏡による定期フォローは非常に重要だと考えられます。
大腸ポリープは大腸表面の粘膜から発生するいぼ状の腫瘤です。そのほとんどは腺腫と呼ばれる良性の腫瘍です。悪性のがんではありませんが、年単位でゆっくりと大きくなり、一部にがんが発生することもあります。大きさが5mmを超えるものは内視鏡的に切除することが推奨されており、当クリニックでは日帰りで切除することが可能です。
大腸憩室は腸の粘膜が弱くなり腸の外側にぽこっと飛び出した状態のことをいいます。上行結腸とS状結腸によく見られ、憩室に便がつまり炎症をおこすと、腹痛を伴います。場合によっては出血を伴ったり、破れたりして緊急手術が必要となることもあります。
内痔核はいわゆる痔(ぢ)です。大腸がん検診(便潜血検査)陽性となる一つの原因です。