よくある質問

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一般的な質問

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車で行きたいのですが、駐車場はありますか?
はい。クリニック敷地内に計25台の駐車場がございますので、お気軽に車でお越しください。
※内視鏡検査を受診される方は、麻酔を使う場合がございますので、公共の交通機関をご利用下さい。
胃カメラ検査は当日可能ですか?
当院の検査は予約制です。状態やコンディションにより、当日検査できることもございますので、まずはお電話にてご予約をお願いします。

ピロリ菌について

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ピロリ菌が胃がんの原因となると言われていますが、ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
ピロリ菌
1982年オーストラリアで発見された胃の中に生息している細菌で、感染経路ははっきりとは解明されていませんが、最近、消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)の治療法に大きな影響を与えています。 胃酸のように強力な酸の中には細菌は存在しないと信じられてきました。
しかし、酸の中にある尿素からアンモニアを作り出し 身のまわりの酸を和らげて生きている細菌がいることがわかり、胃炎や消化性潰瘍の原因となる可能性があることから、世界中の消化器学者の注目の的となっています。
胃の壁を傷つけ、胃を守っている粘液を減らし、酸の攻撃を受けやすくしてしまうので、胃炎や消化性潰瘍を発症させる要因になります。
ピロリ菌が胃壁に取り付くと細胞を弱めてしまう毒素を出し始めます。すると菌をやっつけようと血液中の白血球が付近に集まります。
両者の戦いが大きくなると、胃粘膜の消耗を早め、粘膜が炎症を起こして胃炎になったり、 胃や十二指腸の粘膜が深くえぐられて消化性潰瘍になったりすると考えられています。
また、こうした胃粘膜刺激の繰り返しにより胃がんになる可能性もあります。
どのくらいの人がピロリ菌に感染しているの?
50代以上の日本人の70~80%以上がピロリ菌に感染
ピロリ菌の感染率は衛生環境と相関すると指摘され、50代以上の日本人の70~80%以上がピロリ菌に感染しているといわれています。
ピロリ菌の感染経路はまだはっきり解明されていませんが、経口感染が主な経路と考えられています。
上下水道が整備されていないような地域や国では感染率が高く、先進国の中では日本は際立って高い感染率です。
しかし、衛生状態が改善された今日、若い世代の感染率は急速に低下しています。
また感染していても、消化性潰瘍がかならず発症するとは限りません。
どんな症状があればピロリ菌の検査を受けたらいいの?
消化性潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の経験がある方や再発をくりかえす方など、消化性潰瘍と診断された方、また胃がん家系でご心配な方や、なんとなく胃の具合がいつも悪い方などはご相談ください。
検査は保険適用で受けられます。
ピロリ菌はどうやって見つけることができるの?
ピロリ菌を見つける検査には大きく分けて内視鏡を使わない方法と、内視鏡を使う方法があります。
内視鏡を使わない検査方法は、何より内視鏡検査を受けずに済むという大きなメリットがあります。
ここで、当クリニックで行っている検査方法をご紹介します。

【尿素呼気試験法】内視鏡を使わない方法

尿素呼気試験法

診断薬を服用し、服用前後の呼気(息)を集めて診断します。最も精度の高い診断法です。簡単に行える方法で、ピロリ菌に感染しているか確認する場合やピロリ菌除菌療法後4週以降の除菌判定検査に推奨されています。

検査当日は食事制限があります。検査時間は約20分です。検査費用は保険3割負担の方で約2000~2500円です。検査結果は約3日でわかります。

【迅速ウレアーゼ法】内視鏡を使う方法

内視鏡を使う方法

ピロリ菌が持っているウレアーゼという、尿素を分解する酵素の 活性を利用して調べる方法です。
内視鏡検査では、胃炎や潰瘍などの病気があるかどうかを直接観察して調べますが、 それと同時に、胃粘膜を少し採取して検査します。
採取した粘膜を特殊な反応液に添加し、反応液の色の変化でピロリ菌の有無を判定します。
反応液は黄色の液体ですが、検体(胃粘膜)内にピロリ菌が存在していると液体は黄色からピンク色へ変化します。

迅速ウレアーゼ法

検査当日は内視鏡検査に順じた食事・飲水制限があります。検査時間は約5~10分です。検査費用は保険3割負担の方で約1600円です。これとは別に胃カメラの検査費用がかかります。検査結果は、検査当日約30~60分でわかります。

ピロリ菌に感染していたらどうしたらいいの?
除菌療法
ピロリ菌に感染していた場合、薬を1週間服用することで、約7割の方からピロリ菌がいなくなります。これを除菌療法といいます。
除菌療法には、胃酸の分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬(PPI)と2種類の抗生物質の3つの薬を用います。
この3種類のお薬を1週間服用することで、約7割の方は除菌に成功すると報告されています。つまり胃の中からピロリ菌は完全に消えて なくなります。
また、当院では胃腸の粘膜を保護する薬も併用しています。
ただし、除菌成功率は100%ではありません。除菌治療は消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)の再発を著明に抑制する画期的な治療法ですが、 約2割程度の方は失敗に終わります。失敗した場合は、再除菌を行う必要があります。
除菌治療の成否により、治療方法が変わりますので、完全にピロリ菌が除菌されたかどうかを確認することが重要です。当クリニックでは除菌治療終了4週間後を目安に尿素呼気試験法にて治療成否を確認しています。

大腸がん・大腸カメラについて

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大腸がんになる人は多いの?
がん全体の死亡者数順位

昨今、食文化の欧米化により大腸がん(結腸がん、直腸がん)は増え続けています。昔に比べ、動物性脂肪の摂取が多く、食物繊維の少ない食事になってきており、それが大腸がん発生の原因の一つと考えられています。また大腸がんは、がん全体の死亡者数順位においても、女性で1位、男性で3位(2009年度)と、胃がん・肺がんと共に上位にきています。大腸がんになる人は他のがんに比べても多いといえます。

大腸ってどうなってるの?どこの部位によくできるの?
盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸

大腸は長さ1.5mの長い結腸と肛門につながる短い直腸に分けられます。 結腸は奥の方から、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸と呼ばれています。(右図ご参照ください)
がん全体の死亡者数順位に見ると、S状結腸と直腸に多く発生する傾向があります。おしりの出口の近い方に大腸がんは多いといえます。

どんな症状があれば大腸の検査を受けたらいいの?
便に血が混ざっている、最近便が細くなった、便秘になる、便秘と下痢を繰り返すなどの症状がある方や、大腸がんの家系でご心配の方、または便潜血検査(大腸がん検診)で陽性になった方は一度ご相談ください。検査は保険適応で受けられます。
大腸癌の症状
大腸カメラってどんな検査?
大腸カメラ

肛門から内視鏡を挿入し、直腸・結腸・小腸終末を観察する検査です。大腸がんをはじめ、大腸ポリープや腸炎の診断を行ったり、治療方針を決めるための重要な検査です。 大腸カメラでは検査の特性上、検査前に1.8リットルの洗腸剤(下剤)の服用が必要となります。当クリニックでは、よりよい環境下で検査を受けて頂くため、大腸カメラを受けて頂く方専用のスペースとお手洗いを完備しております。また、下剤の内服も検査当日のみとし、受けて頂く方の負担を最小限にとどめる工夫をしています。検査中も検査の苦痛を軽減する目的で、鎮痛剤(注射での麻酔)を使用しています。 検査当日は、朝8時30分に来院して頂きます。当日の体調を伺った後、洗腸剤(下剤)の服用を開始して頂きます。個人差はありますが、腸内がきれいになる昼頃から検査を行います。検査時間は約15分から60分です。(検査・手術によって異なります)検査費用は3割負担の方で約6,000円から25,000円です。(検査・手術によって異なります)

大腸カメラでどんなことがわかるの?
大腸がん・大腸ポリープ

大腸カメラでは、大腸がん・大腸ポリープ・大腸憩室(だいちょうけいしつ)・内痔核などが認められます。

大腸がん

大腸がんは悪性の腫瘍です。がんといえば大きな手術のイメージがありますが、医療技術の進歩により、早期であれば内視鏡での治療が可能です。そのような意味でも内視鏡による定期フォローは非常に重要だと考えられます。

大腸ポリープ

大腸ポリープは大腸表面の粘膜から発生するいぼ状の腫瘤です。そのほとんどは腺腫と呼ばれる良性の腫瘍です。悪性のがんではありませんが、年単位でゆっくりと大きくなり、一部にがんが発生することもあります。大きさが5mmを超えるものは内視鏡的に切除することが推奨されており、当クリニックでは日帰りで切除することが可能です。

大腸憩室

大腸憩室

大腸憩室は腸の粘膜が弱くなり腸の外側にぽこっと飛び出した状態のことをいいます。上行結腸とS状結腸によく見られ、憩室に便がつまり炎症をおこすと、腹痛を伴います。場合によっては出血を伴ったり、破れたりして緊急手術が必要となることもあります。

内痔核

内痔核はいわゆる痔(ぢ)です。大腸がん検診(便潜血検査)陽性となる一つの原因です。

大腸カメラを受けるのに抵抗が…
まずは大腸がん検診を受けましょう!市の健診でも大腸がん検診を行っています。
大腸がん検診は便潜血検査といい、大腸がんを発見するために便の中に血が混ざっていないかを調べる検査です。検診費用が無料になるクーポン券も発行されており、クーポンをお持ちの方はこの機会にぜひ受診してください。
もちろん当クリニックでも大腸がん検診は受けられます。万一、検査結果が陽性の場合でも当クリニックでは2次検査の大腸カメラまで連続して行うことが可能です。 時間のロスなく迅速に、皆さんの健康管理のお手伝いをいたします。

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